■はじめに
今月の現地レポートでは、ASEAN各国で人気のある道内旅行先や滞在先での過ごし方について、シンガポール、マレーシアの2カ国をピックアップして、弊所が最近参加した旅行博における来場客の方々の意見等を参考にご紹介します。なお、2024年度に各国から日本及び北海道を訪れた外国人観光客数は以下のとおりです。

■シンガポール
面積が札幌市よりも小さく、年中温暖な気候のシンガポールでは、四季折々の風景やアクティビティを求めて海外旅行に行く方が多く、様々な旅行博や観光プロモーションイベントが開催されるなど、旅行への熱量が非常に高い国と言われています。
その中でも、広大な土地・豊かな自然・冷涼な気候を持つ北海道は、シンガポール人にとって人気の旅行先の1つです。初めての北海道旅行の場合、北海道グルメやスノーアクティビティ、花畑等が楽しめるエリアとして、札幌、登別、函館、富良野等が人気です。一方で、2回目以降の訪問では、より個人のニーズに合った目的地を探し、道北、道東エリアへの旅行を検討する方も増えてきます。今年8月に開催されたシンガポール最大級の旅行博「NATAS Holidays」では、「離島への行き方と島内の宿泊施設」や「キャンプが楽しめる地域」、「美しい星空を見ることができるスポット」などについて問い合わせがありました。
また、ドライブ旅行を好む方が多く、理由として「広い北海道の道路で運転したい」「家族3世帯を連れて行くので、車移動が便利」などの声があります。

▲NATAS Holidaysでの北海道ブース
■マレーシア
マレーシアは、シンガポール同様四季の変化に乏しい気候であるため、雪景色や花畑などを楽しめる北海道は魅力的な旅行先の1つとされています。
日本政府観光局によるとマレーシアの方々は訪日旅行未経験者が大部分とされており、今年9月に開催されたマレーシア最大級の旅行博「MATTA Fair」では、初めての北海道旅行を検討されている方が多い印象でした。人気の体験コンテンツとしては、マレーシアでは経験することのできないスノーアクティビティはもちろん、パンフレットに掲載された花畑の写真を見て、強い関心を寄せる方も多かったです。
また、マレーシアはマレー系の人口が約6割のため、旅行先の食事についてもハラル対応しているかなどの配慮が必要な方が多く、飲食店舗数や情報の多い都市圏が旅行者のニーズに合う場合もあります。北海道でもハラル対応しているラーメンやスイーツ等があるため、事前に調べて北海道グルメを堪能しているとの声もありました。

▲MATTA Fairでの北海道ブース
■所見
ASEAN各国は総じて高温多湿な地域のため、気候や環境の全く違う北海道に対して魅力を感じてる方は多いです。弊所では、引き続きインバウンド拡大に向けて北海道の魅力発信に努めて参ります。


