投稿者名:Mei Miyazaki

シンガポールとバンコクの比較

■はじめに
4月からASEAN事務所に赴任しました荒木です。よろしくお願いします。5月下旬にバンコクに出張に行って参りました。ASEANの中でも主要都市であるシンガポールとバンコクでは、道の事業も開催する機会も多いと思いますので、個人的観点により比較してみました。

 

■比較(※出張先で見聞きした情報等を元にした整理なのであくまで傾向としてご覧ください)

都市 シンガポール バンコク
人口 約611万人 約542万人
GDP/人 約100,000米ドル 約18,000米ドル
街中の様子 高級車、EV(BYD、テスラ等)、

ミニバン(Grabタクシー)が多い

バイク、日本車(かつては9割、今は7割程度とのこと)が多い
地元の人に

とっての

人気外食先

1位:中華料理(ローカル料理含む)

2位:日本食(約1,500店舗)

3位:韓国料理

人口の大多数を占める華人系のローカルフードである中華に次ぐ、プレミアムな外国料理として定着。

1位:タイ料理

2位:日本食(約2,600店舗)

3位:中華料理

ショッピングモールに入る飲食店。

日本食は青囲い部分で、地元のタイ料理に次ぐお店の多さ。高級店のみならず比較的安い価格帯のお店も存在。

 

 

 

 

 

 

 

 

日本食の価格(※某回転寿司店の最安皿価格) 日本の2~3倍程度

(※約280円)

日本と同程度かやや高い

(※約150円)

地元の人に

とっての

人気観光地

1位:マレーシア

2位:日本

3位:タイ

 

マレーシアは「週末旅行」、タイは「リゾート旅行」、日本は「年1回の大型旅行」という位置付け。2回以上訪日したことがあるリピーターが訪日客の約8割と多い。(※ただし4回以上の高頻度リピーター率になるとタイの方が上回る)

1位:日本

2位:中国

3位:韓国

 

あらゆる調査でも日本が常にトップ。ただし、2024年に相互ビザ免除により中国が人気急上昇中。日本よりも安く行ける上に、タイ国内で大ブームとなっている中国発のポップカルチャーの影響も非常に大きいと言われている。

 

■おわりに
同じように成長続ける2都市では共通する要素も当然多い一方で、異なる特徴や背景を感じました。道の事業を実施する上でも、こうした要素を踏まえた上で実施していけるよう引き続き現地での情報収集に努めていきます。

シンガポールとバンコクの比較 続きを読む »

シンガポールから見える「インド」について

■インド映画「Ek Din」がシンガポールでも上映!
2026年5月1日から、シンガポールの映画館においてインド映画「Ek Din」の公開がスタートしました。「Ek Din」は2016年に公開されたタイ映画「One day」のリメイク版で、冬の北海道を舞台に、切ない恋愛ストーリーが描かれています。本作は、札幌や小樽、旭川、登別等で撮影されており、道民にとってなじみ深い景色が登場します。

▲ シンガポールの大手映画館ホームページの口コミでは「ストーリーが美しく、すっきりとした映画。一見の価値あり。」とのコメントも。

画像引用:GOLDEN VILLAGE_Ek Din紹介ページ(https://www.gv.com.sg/GVMovieDetails#/movie/8469)

 

■シンガポールにおけるインド文化について
シンガポールは、インド系住民が人口の約9%を締めており、また、4つの公用語のうち1つがタミル語(南インドを中心に話される言語)です。
国内では、ビリヤニやカレー等のインド料理を提供するホーカー(屋台)が建ち並び、サリーを着た女性を見かけることも頻繁にあります。
また、インド人街である「リトルインディア」では、大量のインド食材を扱うスーパー「ムスタファセンター」や、複数のヒンドゥー教寺院を見ることができます。

■注目が集まるインド市場
高い人口増加率を維持し、経済成長が著しいインド市場については、日本の各地方自治体からも注目を集めていますが、地域によって、言語、食事、人種(顔つき、体型)が全く違うことから、国全体を対象とするのではなく、目的に応じて1つの州に絞って戦略を立てるべきとされています。
インドでは現在就職難が続いていることから、日本を含む海外で働く事を希望する若者が増えており、現地には日本での就労に向けた研修センターも設立されています。一方で、東京や大阪といった都市部での就労を希望する若者が多いことや、受け入れ側の企業が求める日本語レベルが高すぎることなど、マッチングにあたっての様々な課題が多いとされています。
また、インドからの訪日観光客は、宗教や食文化といった理由で食事に配慮が必要な方も多く、旅行先でもインド料理店や自ら調理できる環境を望むケースがあるため、インバウンド受け入れを進める上でこれらの文化的な理解も必要とされています。

シンガポールから見える「インド」について 続きを読む »

シンガポールの最新トピックスについて

■アジア初!シンガポール発着のディズニークルーズが就航
2026年3月から、世界的に人気のディズニークルーズ「ディズニーアドベンチャー号」がアジア発の母港としてシンガポールに就航しています。通常3泊~4泊のオールインクルーシブ(宿泊・食事全て込)で、繁忙期には300万円を超える豪華客室もあるなど、クルーズ船が丸ごとディズニーの世界観で埋め尽くされた「夢の船」として、現地メディアやSNSでは、関連の報道や既に乗船したシンガポール人の投稿であふれており、当地における注目度の高さが伺えます。

(左から1枚目)シンガポール最大の新聞社THE STRAITS TIMESでもディズニークルーズ就航について報道。

(左から2枚目)乗船した人による動画投稿も多数。

写真・動画引用:THE STRAITS TIMES.「‘Very, very excited’: Passengers set off on Disney Adventure cruise’s first voyage from S’pore」(https://www.straitstimes.com/life/travel/very-very-excited-passengers-board-disney-adventure-cruise-for-first-public-sailing-from-spore)

 

■南洋理工大学で観光プロモーションを実施
2026年3月31日に、南洋理工大学の日本愛好会が主催する「Study Work Travelセミナー」に参加し、北海道の観光プロモーションを行いました。
同大学内の会場に集まった学生約40名に対し、当事務所から道内各地の観光スポットについてプレゼンテーションを実施。説明後は、北海道観光のベストシーズンなど、北海道旅行に関する様々な質問が上がりました。

▲ プレゼンテーションの様子

■中東情勢の影響
世界的な食材・燃料・配送費の上昇に伴い、庶民の食事場所であるホーカー(屋台)では、1品あたり1ドル程度(約125円)値上げされていたり、移動時の足となるGrabタクシーの1回当たりの乗車賃が40セント(約50円)上昇したりと、市民生活においても確実に影響を受けています。
また、政府からも職場や家庭のエアコンの設定温度を25度以上にするほか、空調や照明、エレベーターの稼働時間を管理し、使用していない機器はプラグを抜くなどの節電対策を促されています。

シンガポールの最新トピックスについて 続きを読む »

シンガポールで人気の日本コンテンツについて

■はじめに
シンガポールは立派なコンサートホールや劇場が複数あり、世界の人気アーティストが公演を行うなど、東南アジアにおける文化の中心地となっています。また、若者を中心に日本コンテンツに対する人気も高く、日本人アーティストや俳優が来星し、コンサート・舞台が公演されることもしばしばあります。
今回の現地レポートでは、より身近な日本コンテンツとして、当地で人気の日本映画やキャラクター等についてご紹介します。

 

■シンガポールで人気の日本映画・ドラマ
シンガポールの映画館は、チケット購入方法や上映室の内部など、日本の映画館システムとほぼ同じですが、ハリウッド映画はもちろん、中国映画やボリウッド映画等、世界各国の映画が常時上映される点は、多民族国家であるシンガポールならではと言えるでしょう。
日本のアニメーション映画の人気も高く、2025年は「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」、「チェンソーマン」等の作品が上映されました。
特に「鬼滅の刃」人気は非常に高く、映画公開に合わせて出演声優が来星したほか、映画資料等の展示イベントが開催されるなど、多くのファンを喜ばせました。アニメ以外にも、シンガポール人のファンも多い「孤独のグルメ」の劇場版が上映されたこともあります。

 

■Netflix等VODサービスの普及
シンガポールでもVODサービスの利用が普及しており、多くのシンガポール人が気軽に世界各国の映画・ドラマを楽しんでいます。国内利用者の多いNetflixのランキングでは、韓国ドラマや中国ドラマが多く並ぶ中で、実写版「ONE PIECE」が2026年3月13日時点で1位にランクインしており、アニメ・漫画とあわせて人気です。
一方で、昨年は国内大手映画館チェーンが全館営業停止するなど、国内の映画館業界低迷が続いていますが、このようなVODサービスの普及が一因とも言われています。

 

■日本キャラクターの人気
シンガポールでは日本のkawaii(かわいい)文化も浸透しています。国内で日本キャラクターのポップアップストアが開設されることもあり、また、街中では老若男女問わず「ポケモン」や「ハローキティ」等のマスコットを鞄に付けて歩いている人を見かけます。
元々、シンガポールには「プラナカン」という、パステルカラーを用いた可愛らしい色使いが特徴の文化があり、そのような背景も日本のkawaii文化が受け入れられやすい理由の一つかもしれません。

 

■おわりに
近年ではSNSやVODサービスの普及により海外コンテンツへのアクセスが簡単となり、日本コンテンツをきっかけに日本や北海道へ興味を持ち始める方が多くいます。当事務所は、今後も当地の流行について広くアンテナを張り、より効果的な北海道プロモーション方法について探ってまいります。

 

▼ 当地ショッピングモールでポケモンの巨大バルーンが展示。多くの人が記念撮影を行っていました。

シンガポールで人気の日本コンテンツについて 続きを読む »

シンガポール国内の有名大学と連携した取組について

■はじめに
シンガポールには世界トップクラスの大学が複数あり、世界中から優秀な学生が集まっています。勉学以外にもサークルによる課外活動も活発で、当事務所も国内大学と連携した取組を行っています。今回はその一例として、2026年2月3日、4日に南洋理工大学(NTU)で開催された「Japanese Cultural Festival」での観光PRブース出展についてご紹介します。

 

■南洋理工大学(NTU)
南洋理工大学は、英国大学評価機関クアクアレリ・シモンズ社の「世界大学ランキング2026」で第12位の国内名門大学です。約33,000人もの学生が通うアジアトップの工科大学ですが、日本語クラスが設けられており、また、日本文化を愛する学生達により「日本愛好会(Japanese Appreciation Club)」も運営されています。

 

■Japanese Cultural Festival
日本愛好会では、毎年2月に構内施設において「Japanese Cultural Festival」を開催しており、学生や大学関係者に向けて縁日や茶道、手芸等の日本文化体験の場を提供しています。今年は2月3日、4日の2日間で開催され、当事務所は本イベントにおいてブース出展し、来場者へ北海道の観光PRを行いました。
イベント会場が学生向けのフードコートやショップが建ち並ぶ複合施設だったということもあり、休憩中の学生や移動中の学生など、多くの来場者に訪問いただきました。来場者からは、「夏の北海道旅行を計画したい。気温はシンガポールよりも低いか。」、「日本の歴史が好きなので、函館で歴史的スポットを巡りたい。」などのコメントをいただきました。インド系学生からは「昨年北海道を1週間ほど旅行した。自分はベジタリアンで外食の選択肢が限られるため、滞在中はキッチン付きの宿泊施設で自炊した。」と、興味深い話も聞くこともできました。
シンガポールでは北海道の知名度が高く、北海道旅行の経験または北海道に関する知識(冷涼、雪、グルメ等)をお持ちの方も多いですが、若年層への知名度浸透はまだまだこれからであり、今回のイベントを通して北海道PRの効果を感じました。

■おわりに
今後も、大学イベントにおける北海道PRはもちろん、国内大学との関係構築に努めることで、世界と北海道との接点を創出できるよう、連携の機会を探ってまいります。

 

▼Japanese Cultural Festivalの様子

シンガポール国内の有名大学と連携した取組について 続きを読む »

シンガポールにおけるスタートアップ企業の活躍について

■はじめに

シンガポールは近年、起業拠点として世界から注目を集めており、ベンチャーキャピタルからの資金調達額が2024年の時点で世界第5位(東京:第7位)と、ASEANでは最大の起業拠点となっています。今回のレポートでは、シンガポール政府によるスタートアップ企業への支援策や、当地の特徴的なスタートアップ企業について、ご紹介いたします。

 

■シンガポール政府によるスタートアップ企業支援

シンガポール政府は、国内にある世界トップクラスの公立大学と連携し、学生を海外へ派遣するなど、起業人材の育成を図っています。
また、外国人起業家の就労パス取得要件を緩和するなど、国内に限定することなく世界中からの起業家誘致にも積極的に取り組んでいます。
その他にも、スタートアップ企業向けに安価なオフィス設備が整備されていることや、政府とベンチャーキャピタルによる共同投資スキームが導入されていることなど、スタートアップ企業に対する多種多様な支援策が講じられています。

 

■シンガポール発スタートアップ企業
シンガポールに拠点を置くスタートアップ企業の数は2024年7月時点で5,221社。人工知能(AI)等様々な分野で横断する技術もありますが、分野別に見るとフィンテック分野のスタートアップが最大(約620社)と言われています。
また、国内では2024年12月時点で16社のユニコーン(設立10年以内、資産価値10億米ドル以上の企業)が誕生している中で、かつては、タクシー配車アプリとして有名な「Grab(グラブ)」等、消費者向けのサービスを提供するユニコーンが中心でしたが、近年はフィンテックやAI技術関係のスタートアップが増えてきています。
フィンテック分野に関しては、政府主催の国際会議・展示会「シンガポール・フィンテック・フェスティバル」を開催するなど、注目度の高さが伺えます。なお、昨年開催の同展示会では一般社団法人FINTECH協会が日本パビリオンを運営し、札幌市もブース出展して「GX 金融・資産運用特区」のPRを行い、当事務所も一丸となって北海道・札幌の魅力発信を行いました。

 

■おわりに
日本での事業機会を求めて、シンガポール発のスタートアップの日本進出が増加傾向にある中で、シンガポールを拠点に海外展開を積極的に図っている日系スタートアップもあります。北海道でもグローバルを目指すスタートアップを生み育てるエコシステムの実現に向け、産学官が連携した取組が展開されています。道内での起業人材の育成や地域課題解決の糸口に繋がるよう、引き続き当地での情報収集に努めてまいります。

参考:ジェトロ・シンガポール事務所.「2024年度スタートアップとの共創拠点としてのシンガポール(2025年3月)」. 日本貿易振興機構.https://www.jetro.go.jp/world/reports/2025/02/52d75300ac5dde1d.html

 

▼昨年11月開催のシンガポール・フィンテック・フェスティバル2025の様子。札幌市ブースには多くの来場客が訪れました。

シンガポールにおけるスタートアップ企業の活躍について 続きを読む »

東南アジア最大級のフードフェアに北海道が出展!

■はじめに

シンガポールで毎年開催されているフードフェアAsia Pacific Food Expo(APFE)において、北海道ブースが前年に引き続き出展しました。また、本イベントの初日には別会場において北海道産食品商談会を開催する等、本道の食産業振興につながるイベントとなりました。今回のレポートでは、APFE及び北海道食品商談会の様子についてご紹介いたします。

 

■Asia Pacific Food Expoの様子

○Asia Pacific Food EXPO 2025について

・主催:シンガポール食品製造者協会(SFMA)

・期間:2025年12月5日(金)~12月8日(月) 11:00 ~ 21:00

・会場:Singapore EXPO Hall 4(1 Expo Door, Singapore 486150)

・概要:東南アジア最大級のBtoCフードフェアで例年約200団体が出展、来場者約30万人を記録。

 

北海道からは「北海道どさんこプラザ」を中心に、道内18社の商品を販売しました。商品はスイーツやチーズ、珍味、インスタントラーメン、冷凍ホタテ等、幅広い種類の道産食品を出品しました。また、ブースにおける実演販売や試食提供等により、たくさんの来場者にブースへお立ち寄りいただけました。ブース出展した道内事業者からは、「国内の催事と違って、はっきりと感想を伝えてくれるからニーズが分かりやすく、いい勉強になった。」、「シンガポーリアンは「甘いもの」と「辛いもの」が好きと聞いていたが、強い塩味を伴うと好まれないということがわかった。」などの声もあり、道産食品の魅力をシンガポールの方に知っていただく貴重な機会となりました。

▲ 北海道ブースの様子

 

■北海道産食品商談会の様子

イベント初日にAPFE会場のあるイベント施設内の別会場にて、北海道産食品商談会を開催しました。道内企業等15社・団体が参加し、当地の関係事業者等に対し商品のPRを行いました。商談会に参加した道内事業者からは、「現地ディストリビューターから需要傾向をヒアリングできたのは良かった。」、「通常では出会えない大手商社の現地法人や現地百貨店の方と名刺交換ができ、これからの関係作りにつながると感じた。」との声がありました。

▲ 商談会会場の様子

 

■おわりに

本イベントへの出展は、シンガポールと北海道の関係強化につながるものであり、今後の道産食品輸出拡大に向けた取り組みの1つです。本道の食産業振興に寄与すべく、引き続き、道産食品のプロモーションに努めて参ります。

東南アジア最大級のフードフェアに北海道が出展! 続きを読む »

シンガポールで人気の余暇の過ごし方について

■はじめに

シンガポールでも日本と同じく、週末になると多くの市民がおのおの余暇を楽しんでいます。忙しい日常から離れ、家族や友人と過ごす時間を大切にすることは、多忙なシンガポール人に共通している特徴です。但し、高層ビルが建ち並ぶ都市国家のシンガポールでは、余暇の過ごし方にもお国柄が現れます。今回のレポートではシンガポール人の余暇の過ごし方についてご紹介します。

 

■国内のショッピングモールでお買い物

シンガポールは言わずと知れたショッピングの聖地で、国内の主要な地下鉄駅には大きなショッピングモールが隣接していることが多いです。モール毎にも特徴があり、観光客に人気のマリーナベイサンズやアイオンオーチャードはハイブランドショップが建ち並び、繁華街サマセットは流行のカフェが出店する若者に人気の地区、そして地元市民が利用するモールにはスーパーや薬局、ファストファッションの店舗が並んでおり、生活に密着している様子が伺えます。

 

■ジョホールバル(マレーシア)への日帰り旅行

シンガポールに隣接するマレーシア南端の街・ジョホールバルは、国内から自家用車やバス、電車で気軽に行けることから、週末のお出かけ先の定番になっています。シンガポールと比べ物価が安く、ショッピングはもちろん、外食やテーマパークがリーズナブルな価格で楽しめることも人気の理由です。多くのシンガポール人は日帰りで遊びに行きますが、れっきとした海外渡航のため、移動にはパスポートを持って入国審査を受ける必要があります。ちなみに生活費が安いジョホールバルからシンガポールに通勤している方も多く、国際都市シンガポールの一面が垣間見られます。

 

■近隣国のリゾートへのショートトリップ

シンガポールは国土が狭く、都会的な街並みが多いことから、大自然を楽しめる地域が旅行先に好まれます。インドネシアのリゾート地であるビンタン島やバタム島は、シンガポール市内からフェリーに乗って1時間程度で到着するため、週末の旅行で訪れるシンガポール人が多いです。ビンタン島ではリゾートステイや水上アクティビティ、ホタル観賞ツアー等を楽しむことができ、バタム島では自然あふれるリゾートの中でゴルフを楽しむ方が多いです。

 

■おわりに

シンガポール人のライフスタイルを知ることで、当地の方への効果的なプロモーション方法等が分かることもあります。当地における北海道プロモーションの参考とできるよう、引き続き、当地トレンド等の情報収集に努めてまいります。

 

▲地元住民も利用するショッピングモール「グレートワールドシティ」。北海道どさんこプラザも入っています。

 

▲ビンタン島のリゾートホテル。シンガポールからフェリーで1時間弱の立地。

 

シンガポールで人気の余暇の過ごし方について 続きを読む »

シンガポールの街中で見かける「北海道」

■はじめに

これまでの現地レポートでも、シンガポールにおける北海道旅行やグルメの人気ぶりについてご紹介してきましたが、街中を歩いていても思わぬところで「北海道」の文字を見かけることがあります。今回は、シンガポールの生活に密着した「北海道」について、ご紹介したいと思います。

 

■レストランで見かける「北海道」

シンガポールは外食産業が盛んで、様々なジャンルのレストランが軒を連ねています。当地レストランのメニュー表を見ていると、「Hokkaido Butter(バター)」や「Hokkaido Scallops(ホタテ)」、「Hokkaido Rice(ご飯)」、「Hokkaido Corn(とうもろこし)」等、「北海道」というワードを使用したメニューを見ることが頻繁にあります。中には「HOKKAIDO-YA」という店名の日本食レストランもあり、「北海道」という地名がシンガポールで浸透していることが窺えます。

▲ 日本食レストラン「HOKKAIDO-YA」

 

■カフェで見かける「北海道」

シンガポールでは、砂糖とコンデンスミルクが入った伝統的なコーヒー「KOPI(コピ)」が有名ですが、カフェラテやカプチーノ等を提供する現代的なカフェも人気です。北海道発祥の「バリスタートコーヒー」はシンガポールにも出店しており、コーヒーやスイーツがお洒落な店舗でいただけるということで人気を博しています。店内に入ると大きな北海道マップが出迎え、メニューには「HOKKAIDO BIEI JERSEY MILK(美瑛ジャージー牛乳)」を使用しているとの記載もあり、遠く離れたシンガポールで本物の北海道を感じることができます。

▲ カフェ店内の北海道マップ

 

■旅行カタログで見かける「北海道」

旅行好きの多いシンガポールにおいて、北海道は人気旅行先の一つです。当地の大手旅行代理店カタログの中でも、北海道旅行が大々的に取り扱われています。「NOBORIBETSU(登別)」の「Jigokudani(地獄谷)」や「OTARU(小樽)」の「Canal(小樽運河)」、「SAPPORO(札幌)」の「Odori Park(大通公園)」等がコンテンツとして掲載されています。

▲ 大手旅行代理店のカタログ

 

■おわりに

シンガポールで「北海道」は高い知名度を有しており、食、観光ともに北海道ブランドが浸透しています。スーパーで買い物をしているときに「こんなところにも北海道の商品が!」と気付かされることもあります。当事務所では、より多くのシンガポール人に北海道の魅力を知っていただけるよう、引き続き様々な機会を捉えて情報発信に取り組んでまいります。

シンガポールの街中で見かける「北海道」 続きを読む »

ASEAN各国で人気の道内旅行先について

■はじめに

今月の現地レポートでは、ASEAN各国で人気のある道内旅行先や滞在先での過ごし方について、シンガポール、マレーシアの2カ国をピックアップして、弊所が最近参加した旅行博における来場客の方々の意見等を参考にご紹介します。なお、2024年度に各国から日本及び北海道を訪れた外国人観光客数は以下のとおりです。

■シンガポール

面積が札幌市よりも小さく、年中温暖な気候のシンガポールでは、四季折々の風景やアクティビティを求めて海外旅行に行く方が多く、様々な旅行博や観光プロモーションイベントが開催されるなど、旅行への熱量が非常に高い国と言われています。
その中でも、広大な土地・豊かな自然・冷涼な気候を持つ北海道は、シンガポール人にとって人気の旅行先の1つです。初めての北海道旅行の場合、北海道グルメやスノーアクティビティ、花畑等が楽しめるエリアとして、札幌、登別、函館、富良野等が人気です。一方で、2回目以降の訪問では、より個人のニーズに合った目的地を探し、道北、道東エリアへの旅行を検討する方も増えてきます。今年8月に開催されたシンガポール最大級の旅行博「NATAS Holidays」では、「離島への行き方と島内の宿泊施設」や「キャンプが楽しめる地域」、「美しい星空を見ることができるスポット」などについて問い合わせがありました。
また、ドライブ旅行を好む方が多く、理由として「広い北海道の道路で運転したい」「家族3世帯を連れて行くので、車移動が便利」などの声があります。

▲NATAS Holidaysでの北海道ブース

■マレーシア

マレーシアは、シンガポール同様四季の変化に乏しい気候であるため、雪景色や花畑などを楽しめる北海道は魅力的な旅行先の1つとされています。
日本政府観光局によるとマレーシアの方々は訪日旅行未経験者が大部分とされており、今年9月に開催されたマレーシア最大級の旅行博「MATTA Fair」では、初めての北海道旅行を検討されている方が多い印象でした。人気の体験コンテンツとしては、マレーシアでは経験することのできないスノーアクティビティはもちろん、パンフレットに掲載された花畑の写真を見て、強い関心を寄せる方も多かったです。
また、マレーシアはマレー系の人口が約6割のため、旅行先の食事についてもハラル対応しているかなどの配慮が必要な方が多く、飲食店舗数や情報の多い都市圏が旅行者のニーズに合う場合もあります。北海道でもハラル対応しているラーメンやスイーツ等があるため、事前に調べて北海道グルメを堪能しているとの声もありました。

▲MATTA Fairでの北海道ブース

■所見

ASEAN各国は総じて高温多湿な地域のため、気候や環境の全く違う北海道に対して魅力を感じてる方は多いです。弊所では、引き続きインバウンド拡大に向けて北海道の魅力発信に努めて参ります。

ASEAN各国で人気の道内旅行先について 続きを読む »

上部へスクロール