2026年7月

シンガポールとバンコクの比較

■はじめに
4月からASEAN事務所に赴任しました荒木です。よろしくお願いします。5月下旬にバンコクに出張に行って参りました。ASEANの中でも主要都市であるシンガポールとバンコクでは、道の事業も開催する機会も多いと思いますので、個人的観点により比較してみました。

 

■比較(※出張先で見聞きした情報等を元にした整理なのであくまで傾向としてご覧ください)

都市 シンガポール バンコク
人口 約611万人 約542万人
GDP/人 約100,000米ドル 約18,000米ドル
街中の様子 高級車、EV(BYD、テスラ等)、

ミニバン(Grabタクシー)が多い

バイク、日本車(かつては9割、今は7割程度とのこと)が多い
地元の人に

とっての

人気外食先

1位:中華料理(ローカル料理含む)

2位:日本食(約1,500店舗)

3位:韓国料理

人口の大多数を占める華人系のローカルフードである中華に次ぐ、プレミアムな外国料理として定着。

1位:タイ料理

2位:日本食(約2,600店舗)

3位:中華料理

ショッピングモールに入る飲食店。

日本食は青囲い部分で、地元のタイ料理に次ぐお店の多さ。高級店のみならず比較的安い価格帯のお店も存在。

 

 

 

 

 

 

 

 

日本食の価格(※某回転寿司店の最安皿価格) 日本の2~3倍程度

(※約280円)

日本と同程度かやや高い

(※約150円)

地元の人に

とっての

人気観光地

1位:マレーシア

2位:日本

3位:タイ

 

マレーシアは「週末旅行」、タイは「リゾート旅行」、日本は「年1回の大型旅行」という位置付け。2回以上訪日したことがあるリピーターが訪日客の約8割と多い。(※ただし4回以上の高頻度リピーター率になるとタイの方が上回る)

1位:日本

2位:中国

3位:韓国

 

あらゆる調査でも日本が常にトップ。ただし、2024年に相互ビザ免除により中国が人気急上昇中。日本よりも安く行ける上に、タイ国内で大ブームとなっている中国発のポップカルチャーの影響も非常に大きいと言われている。

 

■おわりに
同じように成長続ける2都市では共通する要素も当然多い一方で、異なる特徴や背景を感じました。道の事業を実施する上でも、こうした要素を踏まえた上で実施していけるよう引き続き現地での情報収集に努めていきます。

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シンガポールから見える「インド」について

■インド映画「Ek Din」がシンガポールでも上映!
2026年5月1日から、シンガポールの映画館においてインド映画「Ek Din」の公開がスタートしました。「Ek Din」は2016年に公開されたタイ映画「One day」のリメイク版で、冬の北海道を舞台に、切ない恋愛ストーリーが描かれています。本作は、札幌や小樽、旭川、登別等で撮影されており、道民にとってなじみ深い景色が登場します。

▲ シンガポールの大手映画館ホームページの口コミでは「ストーリーが美しく、すっきりとした映画。一見の価値あり。」とのコメントも。

画像引用:GOLDEN VILLAGE_Ek Din紹介ページ(https://www.gv.com.sg/GVMovieDetails#/movie/8469)

 

■シンガポールにおけるインド文化について
シンガポールは、インド系住民が人口の約9%を締めており、また、4つの公用語のうち1つがタミル語(南インドを中心に話される言語)です。
国内では、ビリヤニやカレー等のインド料理を提供するホーカー(屋台)が建ち並び、サリーを着た女性を見かけることも頻繁にあります。
また、インド人街である「リトルインディア」では、大量のインド食材を扱うスーパー「ムスタファセンター」や、複数のヒンドゥー教寺院を見ることができます。

■注目が集まるインド市場
高い人口増加率を維持し、経済成長が著しいインド市場については、日本の各地方自治体からも注目を集めていますが、地域によって、言語、食事、人種(顔つき、体型)が全く違うことから、国全体を対象とするのではなく、目的に応じて1つの州に絞って戦略を立てるべきとされています。
インドでは現在就職難が続いていることから、日本を含む海外で働く事を希望する若者が増えており、現地には日本での就労に向けた研修センターも設立されています。一方で、東京や大阪といった都市部での就労を希望する若者が多いことや、受け入れ側の企業が求める日本語レベルが高すぎることなど、マッチングにあたっての様々な課題が多いとされています。
また、インドからの訪日観光客は、宗教や食文化といった理由で食事に配慮が必要な方も多く、旅行先でもインド料理店や自ら調理できる環境を望むケースがあるため、インバウンド受け入れを進める上でこれらの文化的な理解も必要とされています。

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シンガポールの最新トピックスについて

■アジア初!シンガポール発着のディズニークルーズが就航
2026年3月から、世界的に人気のディズニークルーズ「ディズニーアドベンチャー号」がアジア発の母港としてシンガポールに就航しています。通常3泊~4泊のオールインクルーシブ(宿泊・食事全て込)で、繁忙期には300万円を超える豪華客室もあるなど、クルーズ船が丸ごとディズニーの世界観で埋め尽くされた「夢の船」として、現地メディアやSNSでは、関連の報道や既に乗船したシンガポール人の投稿であふれており、当地における注目度の高さが伺えます。

(左から1枚目)シンガポール最大の新聞社THE STRAITS TIMESでもディズニークルーズ就航について報道。

(左から2枚目)乗船した人による動画投稿も多数。

写真・動画引用:THE STRAITS TIMES.「‘Very, very excited’: Passengers set off on Disney Adventure cruise’s first voyage from S’pore」(https://www.straitstimes.com/life/travel/very-very-excited-passengers-board-disney-adventure-cruise-for-first-public-sailing-from-spore)

 

■南洋理工大学で観光プロモーションを実施
2026年3月31日に、南洋理工大学の日本愛好会が主催する「Study Work Travelセミナー」に参加し、北海道の観光プロモーションを行いました。
同大学内の会場に集まった学生約40名に対し、当事務所から道内各地の観光スポットについてプレゼンテーションを実施。説明後は、北海道観光のベストシーズンなど、北海道旅行に関する様々な質問が上がりました。

▲ プレゼンテーションの様子

■中東情勢の影響
世界的な食材・燃料・配送費の上昇に伴い、庶民の食事場所であるホーカー(屋台)では、1品あたり1ドル程度(約125円)値上げされていたり、移動時の足となるGrabタクシーの1回当たりの乗車賃が40セント(約50円)上昇したりと、市民生活においても確実に影響を受けています。
また、政府からも職場や家庭のエアコンの設定温度を25度以上にするほか、空調や照明、エレベーターの稼働時間を管理し、使用していない機器はプラグを抜くなどの節電対策を促されています。

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