投稿者名:Mei Miyazaki

シンガポール国内の有名大学と連携した取組について

■はじめに
シンガポールには世界トップクラスの大学が複数あり、世界中から優秀な学生が集まっています。勉学以外にもサークルによる課外活動も活発で、当事務所も国内大学と連携した取組を行っています。今回はその一例として、2026年2月3日、4日に南洋理工大学(NTU)で開催された「Japanese Cultural Festival」での観光PRブース出展についてご紹介します。

 

■南洋理工大学(NTU)
南洋理工大学は、英国大学評価機関クアクアレリ・シモンズ社の「世界大学ランキング2026」で第12位の国内名門大学です。約33,000人もの学生が通うアジアトップの工科大学ですが、日本語クラスが設けられており、また、日本文化を愛する学生達により「日本愛好会(Japanese Appreciation Club)」も運営されています。

 

■Japanese Cultural Festival
日本愛好会では、毎年2月に構内施設において「Japanese Cultural Festival」を開催しており、学生や大学関係者に向けて縁日や茶道、手芸等の日本文化体験の場を提供しています。今年は2月3日、4日の2日間で開催され、当事務所は本イベントにおいてブース出展し、来場者へ北海道の観光PRを行いました。
イベント会場が学生向けのフードコートやショップが建ち並ぶ複合施設だったということもあり、休憩中の学生や移動中の学生など、多くの来場者に訪問いただきました。来場者からは、「夏の北海道旅行を計画したい。気温はシンガポールよりも低いか。」、「日本の歴史が好きなので、函館で歴史的スポットを巡りたい。」などのコメントをいただきました。インド系学生からは「昨年北海道を1週間ほど旅行した。自分はベジタリアンで外食の選択肢が限られるため、滞在中はキッチン付きの宿泊施設で自炊した。」と、興味深い話も聞くこともできました。
シンガポールでは北海道の知名度が高く、北海道旅行の経験または北海道に関する知識(冷涼、雪、グルメ等)をお持ちの方も多いですが、若年層への知名度浸透はまだまだこれからであり、今回のイベントを通して北海道PRの効果を感じました。

■おわりに
今後も、大学イベントにおける北海道PRはもちろん、国内大学との関係構築に努めることで、世界と北海道との接点を創出できるよう、連携の機会を探ってまいります。

 

▼Japanese Cultural Festivalの様子

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シンガポールにおけるスタートアップ企業の活躍について

■はじめに

シンガポールは近年、起業拠点として世界から注目を集めており、ベンチャーキャピタルからの資金調達額が2024年の時点で世界第5位(東京:第7位)と、ASEANでは最大の起業拠点となっています。今回のレポートでは、シンガポール政府によるスタートアップ企業への支援策や、当地の特徴的なスタートアップ企業について、ご紹介いたします。

 

■シンガポール政府によるスタートアップ企業支援

シンガポール政府は、国内にある世界トップクラスの公立大学と連携し、学生を海外へ派遣するなど、起業人材の育成を図っています。
また、外国人起業家の就労パス取得要件を緩和するなど、国内に限定することなく世界中からの起業家誘致にも積極的に取り組んでいます。
その他にも、スタートアップ企業向けに安価なオフィス設備が整備されていることや、政府とベンチャーキャピタルによる共同投資スキームが導入されていることなど、スタートアップ企業に対する多種多様な支援策が講じられています。

 

■シンガポール発スタートアップ企業
シンガポールに拠点を置くスタートアップ企業の数は2024年7月時点で5,221社。人工知能(AI)等様々な分野で横断する技術もありますが、分野別に見るとフィンテック分野のスタートアップが最大(約620社)と言われています。
また、国内では2024年12月時点で16社のユニコーン(設立10年以内、資産価値10億米ドル以上の企業)が誕生している中で、かつては、タクシー配車アプリとして有名な「Grab(グラブ)」等、消費者向けのサービスを提供するユニコーンが中心でしたが、近年はフィンテックやAI技術関係のスタートアップが増えてきています。
フィンテック分野に関しては、政府主催の国際会議・展示会「シンガポール・フィンテック・フェスティバル」を開催するなど、注目度の高さが伺えます。なお、昨年開催の同展示会では一般社団法人FINTECH協会が日本パビリオンを運営し、札幌市もブース出展して「GX 金融・資産運用特区」のPRを行い、当事務所も一丸となって北海道・札幌の魅力発信を行いました。

 

■おわりに
日本での事業機会を求めて、シンガポール発のスタートアップの日本進出が増加傾向にある中で、シンガポールを拠点に海外展開を積極的に図っている日系スタートアップもあります。北海道でもグローバルを目指すスタートアップを生み育てるエコシステムの実現に向け、産学官が連携した取組が展開されています。道内での起業人材の育成や地域課題解決の糸口に繋がるよう、引き続き当地での情報収集に努めてまいります。

参考:ジェトロ・シンガポール事務所.「2024年度スタートアップとの共創拠点としてのシンガポール(2025年3月)」. 日本貿易振興機構.https://www.jetro.go.jp/world/reports/2025/02/52d75300ac5dde1d.html

 

▼昨年11月開催のシンガポール・フィンテック・フェスティバル2025の様子。札幌市ブースには多くの来場客が訪れました。

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東南アジア最大級のフードフェアに北海道が出展!

■はじめに

シンガポールで毎年開催されているフードフェアAsia Pacific Food Expo(APFE)において、北海道ブースが前年に引き続き出展しました。また、本イベントの初日には別会場において北海道産食品商談会を開催する等、本道の食産業振興につながるイベントとなりました。今回のレポートでは、APFE及び北海道食品商談会の様子についてご紹介いたします。

 

■Asia Pacific Food Expoの様子

○Asia Pacific Food EXPO 2025について

・主催:シンガポール食品製造者協会(SFMA)

・期間:2025年12月5日(金)~12月8日(月) 11:00 ~ 21:00

・会場:Singapore EXPO Hall 4(1 Expo Door, Singapore 486150)

・概要:東南アジア最大級のBtoCフードフェアで例年約200団体が出展、来場者約30万人を記録。

 

北海道からは「北海道どさんこプラザ」を中心に、道内18社の商品を販売しました。商品はスイーツやチーズ、珍味、インスタントラーメン、冷凍ホタテ等、幅広い種類の道産食品を出品しました。また、ブースにおける実演販売や試食提供等により、たくさんの来場者にブースへお立ち寄りいただけました。ブース出展した道内事業者からは、「国内の催事と違って、はっきりと感想を伝えてくれるからニーズが分かりやすく、いい勉強になった。」、「シンガポーリアンは「甘いもの」と「辛いもの」が好きと聞いていたが、強い塩味を伴うと好まれないということがわかった。」などの声もあり、道産食品の魅力をシンガポールの方に知っていただく貴重な機会となりました。

▲ 北海道ブースの様子

 

■北海道産食品商談会の様子

イベント初日にAPFE会場のあるイベント施設内の別会場にて、北海道産食品商談会を開催しました。道内企業等15社・団体が参加し、当地の関係事業者等に対し商品のPRを行いました。商談会に参加した道内事業者からは、「現地ディストリビューターから需要傾向をヒアリングできたのは良かった。」、「通常では出会えない大手商社の現地法人や現地百貨店の方と名刺交換ができ、これからの関係作りにつながると感じた。」との声がありました。

▲ 商談会会場の様子

 

■おわりに

本イベントへの出展は、シンガポールと北海道の関係強化につながるものであり、今後の道産食品輸出拡大に向けた取り組みの1つです。本道の食産業振興に寄与すべく、引き続き、道産食品のプロモーションに努めて参ります。

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シンガポールで人気の余暇の過ごし方について

■はじめに

シンガポールでも日本と同じく、週末になると多くの市民がおのおの余暇を楽しんでいます。忙しい日常から離れ、家族や友人と過ごす時間を大切にすることは、多忙なシンガポール人に共通している特徴です。但し、高層ビルが建ち並ぶ都市国家のシンガポールでは、余暇の過ごし方にもお国柄が現れます。今回のレポートではシンガポール人の余暇の過ごし方についてご紹介します。

 

■国内のショッピングモールでお買い物

シンガポールは言わずと知れたショッピングの聖地で、国内の主要な地下鉄駅には大きなショッピングモールが隣接していることが多いです。モール毎にも特徴があり、観光客に人気のマリーナベイサンズやアイオンオーチャードはハイブランドショップが建ち並び、繁華街サマセットは流行のカフェが出店する若者に人気の地区、そして地元市民が利用するモールにはスーパーや薬局、ファストファッションの店舗が並んでおり、生活に密着している様子が伺えます。

 

■ジョホールバル(マレーシア)への日帰り旅行

シンガポールに隣接するマレーシア南端の街・ジョホールバルは、国内から自家用車やバス、電車で気軽に行けることから、週末のお出かけ先の定番になっています。シンガポールと比べ物価が安く、ショッピングはもちろん、外食やテーマパークがリーズナブルな価格で楽しめることも人気の理由です。多くのシンガポール人は日帰りで遊びに行きますが、れっきとした海外渡航のため、移動にはパスポートを持って入国審査を受ける必要があります。ちなみに生活費が安いジョホールバルからシンガポールに通勤している方も多く、国際都市シンガポールの一面が垣間見られます。

 

■近隣国のリゾートへのショートトリップ

シンガポールは国土が狭く、都会的な街並みが多いことから、大自然を楽しめる地域が旅行先に好まれます。インドネシアのリゾート地であるビンタン島やバタム島は、シンガポール市内からフェリーに乗って1時間程度で到着するため、週末の旅行で訪れるシンガポール人が多いです。ビンタン島ではリゾートステイや水上アクティビティ、ホタル観賞ツアー等を楽しむことができ、バタム島では自然あふれるリゾートの中でゴルフを楽しむ方が多いです。

 

■おわりに

シンガポール人のライフスタイルを知ることで、当地の方への効果的なプロモーション方法等が分かることもあります。当地における北海道プロモーションの参考とできるよう、引き続き、当地トレンド等の情報収集に努めてまいります。

 

▲地元住民も利用するショッピングモール「グレートワールドシティ」。北海道どさんこプラザも入っています。

 

▲ビンタン島のリゾートホテル。シンガポールからフェリーで1時間弱の立地。

 

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シンガポールの街中で見かける「北海道」

■はじめに

これまでの現地レポートでも、シンガポールにおける北海道旅行やグルメの人気ぶりについてご紹介してきましたが、街中を歩いていても思わぬところで「北海道」の文字を見かけることがあります。今回は、シンガポールの生活に密着した「北海道」について、ご紹介したいと思います。

 

■レストランで見かける「北海道」

シンガポールは外食産業が盛んで、様々なジャンルのレストランが軒を連ねています。当地レストランのメニュー表を見ていると、「Hokkaido Butter(バター)」や「Hokkaido Scallops(ホタテ)」、「Hokkaido Rice(ご飯)」、「Hokkaido Corn(とうもろこし)」等、「北海道」というワードを使用したメニューを見ることが頻繁にあります。中には「HOKKAIDO-YA」という店名の日本食レストランもあり、「北海道」という地名がシンガポールで浸透していることが窺えます。

▲ 日本食レストラン「HOKKAIDO-YA」

 

■カフェで見かける「北海道」

シンガポールでは、砂糖とコンデンスミルクが入った伝統的なコーヒー「KOPI(コピ)」が有名ですが、カフェラテやカプチーノ等を提供する現代的なカフェも人気です。北海道発祥の「バリスタートコーヒー」はシンガポールにも出店しており、コーヒーやスイーツがお洒落な店舗でいただけるということで人気を博しています。店内に入ると大きな北海道マップが出迎え、メニューには「HOKKAIDO BIEI JERSEY MILK(美瑛ジャージー牛乳)」を使用しているとの記載もあり、遠く離れたシンガポールで本物の北海道を感じることができます。

▲ カフェ店内の北海道マップ

 

■旅行カタログで見かける「北海道」

旅行好きの多いシンガポールにおいて、北海道は人気旅行先の一つです。当地の大手旅行代理店カタログの中でも、北海道旅行が大々的に取り扱われています。「NOBORIBETSU(登別)」の「Jigokudani(地獄谷)」や「OTARU(小樽)」の「Canal(小樽運河)」、「SAPPORO(札幌)」の「Odori Park(大通公園)」等がコンテンツとして掲載されています。

▲ 大手旅行代理店のカタログ

 

■おわりに

シンガポールで「北海道」は高い知名度を有しており、食、観光ともに北海道ブランドが浸透しています。スーパーで買い物をしているときに「こんなところにも北海道の商品が!」と気付かされることもあります。当事務所では、より多くのシンガポール人に北海道の魅力を知っていただけるよう、引き続き様々な機会を捉えて情報発信に取り組んでまいります。

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ASEAN各国で人気の道内旅行先について

■はじめに

今月の現地レポートでは、ASEAN各国で人気のある道内旅行先や滞在先での過ごし方について、シンガポール、マレーシアの2カ国をピックアップして、弊所が最近参加した旅行博における来場客の方々の意見等を参考にご紹介します。なお、2024年度に各国から日本及び北海道を訪れた外国人観光客数は以下のとおりです。

■シンガポール

面積が札幌市よりも小さく、年中温暖な気候のシンガポールでは、四季折々の風景やアクティビティを求めて海外旅行に行く方が多く、様々な旅行博や観光プロモーションイベントが開催されるなど、旅行への熱量が非常に高い国と言われています。
その中でも、広大な土地・豊かな自然・冷涼な気候を持つ北海道は、シンガポール人にとって人気の旅行先の1つです。初めての北海道旅行の場合、北海道グルメやスノーアクティビティ、花畑等が楽しめるエリアとして、札幌、登別、函館、富良野等が人気です。一方で、2回目以降の訪問では、より個人のニーズに合った目的地を探し、道北、道東エリアへの旅行を検討する方も増えてきます。今年8月に開催されたシンガポール最大級の旅行博「NATAS Holidays」では、「離島への行き方と島内の宿泊施設」や「キャンプが楽しめる地域」、「美しい星空を見ることができるスポット」などについて問い合わせがありました。
また、ドライブ旅行を好む方が多く、理由として「広い北海道の道路で運転したい」「家族3世帯を連れて行くので、車移動が便利」などの声があります。

▲NATAS Holidaysでの北海道ブース

■マレーシア

マレーシアは、シンガポール同様四季の変化に乏しい気候であるため、雪景色や花畑などを楽しめる北海道は魅力的な旅行先の1つとされています。
日本政府観光局によるとマレーシアの方々は訪日旅行未経験者が大部分とされており、今年9月に開催されたマレーシア最大級の旅行博「MATTA Fair」では、初めての北海道旅行を検討されている方が多い印象でした。人気の体験コンテンツとしては、マレーシアでは経験することのできないスノーアクティビティはもちろん、パンフレットに掲載された花畑の写真を見て、強い関心を寄せる方も多かったです。
また、マレーシアはマレー系の人口が約6割のため、旅行先の食事についてもハラル対応しているかなどの配慮が必要な方が多く、飲食店舗数や情報の多い都市圏が旅行者のニーズに合う場合もあります。北海道でもハラル対応しているラーメンやスイーツ等があるため、事前に調べて北海道グルメを堪能しているとの声もありました。

▲MATTA Fairでの北海道ブース

■所見

ASEAN各国は総じて高温多湿な地域のため、気候や環境の全く違う北海道に対して魅力を感じてる方は多いです。弊所では、引き続きインバウンド拡大に向けて北海道の魅力発信に努めて参ります。

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シンガポール最大級の旅行博「NATAS Holidays 2025」で北海道をPR!

■はじめに

8月15日(金)~17日(日)に開催された「NATAS Holidays 2025」は、世界中から観光関係者がシンガポールに集まり、各国・地域の観光PRを行うシンガポール最大級の旅行博です。北海道からも北海道観光機構を筆頭に多くの自治体や関係企業の皆様が参加し、ホリデーシーズンの旅行先を探すシンガポール人に北海道の魅力を発信しました。今回の現地レポートではその様子をお伝えします。

■北海道ブースでの観光PR

年中温暖な気候のシンガポールでは、スノーアクティビティや四季折々の花々に対する需要が高く、北海道は人気のある旅行先の1つとなっています。北海道観光機構による北海道ブースでは、当事務所を含む13団体が出展し、イベント来場者に向けて北海道観光のPRを行いました。
来場者の中には、既に北海道を訪問したことがあるリピーターも多く、旅行行程や旅行時期、交通手段等具体的なお問い合わせを受けることも多々ありました。また、未だ行ったことのないエリアへの訪問に対しても意欲的で、道北・道東エリアの情報を求める来場者も多く、羽田空港から各地の空港へ直行便が出ていることをお伝えしたところ、強い関心を示していただくこともありました。
スノーアクティビティやガーデン以外にも、温泉を楽しみたい、キャンプをしたい、星空を見たい等多様なニーズが寄せられた一方で、ムスリム系の来場者からは、旅行先での食事がハラルに対応しているか心配する声も上がるなど、受入側が配慮すべきこととして気づかされる場面もありました。

■ほっかいどうスマイルアンバサダー ジョージ・リム氏によるプレゼン

会場メインステージ及び北海道ブース内ステージでは、ほっかいどうスマイルアンバサダーで、観光庁のVISIT JAPAN大使も務めるジョージ・リム氏によるプレゼンが行われました。リム氏からは夏の北海道をテーマに、道北・道東エリアのアクティビティや自然、グルメ等を来場者へ紹介し、知られざる北海道の魅力をPRしていました。

■おわりに

FIT(海外個人旅行)率が高いと言われるシンガポールですが、今回のイベントにおいても自ら情報収集に勤しむシンガポーリアンの様子を見て、当地におけるBtoCプロモーションの効果を改めて実感させられました。
当事務所では、今後も関係機関・団体と連携の上、引き続き各種イベントの機会を捉えて北海道の魅力発信に取り組んでまいります。

(1枚目、2枚目)北海道ブースの様子 (3枚目)ジョージ・リム氏によるプレゼン

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シンガポールで人気の北海道産乳製品について

■はじめに

北海道産食品はシンガポールでも大変人気で、国内の様々な店舗で手にすることができますが、中でも乳製品のブランド力が高いです。今回はシンガポールで販売されている北海道産乳製品をご紹介します。

■「HOKKAIDO FRESH SERVE」のソフトクリーム

マーライオンがある一大観光地マリーナ・ベイエリアに位置するこちらのアイスクリーム屋では、八雲町元山牧場のバニラ味と、北海道メロン味のソフトクリームを堪能することができ、多くの観光客が買い求めています。また、こちらのお店には海外に向けて道産品ブランドを発信する「道産品輸出用シンボルマーク」の盾が掲示されています。このマークは香港、台湾、中国、韓国、ベトナム、シンガポール、タイで商標登録されており、商標登録した国・地域の飲食店でも利用することが出来るもので、北海道の食の魅力発信に一役買っていただいています。

■地元スーパーに並ぶ北海道産チーズ

シンガポールのスーパーではチーズ売場の面積が日本のスーパーと比べて広く、富裕層を中心としたワイン人気と相まってチーズの需要が高まっています。当地大手スーパーのCold Storageでは、海外産チーズと並んで北海道産チーズが販売されていますが、スモーキーな香りがシンガポール人から好評のカマンベールチーズも並んでいます。

■よつ葉乳業の乳製品

北海道産生乳を100%使用したよつ葉乳業の商品は、シンガポールのスーパーでも広く販売されており、チルド牛乳やバター、チーズなどの商品ラインナップはシンガポール人からも人気です。また、日系パン屋の五穀七福では同社のカフェオレやほうじ茶ラテが店頭で販売されており、パンと一緒に購入される方も見かけます。

■おわりに

北海道旅行の際に味わった食べ物の味を忘れられないシンガポール人が、帰国後も思い出の味を求め地元スーパーで道産食品を購入することも多いと聞きます。当事務所では、より多くのシンガポール人に道産食品の魅力を知っていただけるよう、引き続き様々な機会を捉えて北海道の食の魅力発信に取り組んでまいります。

▲ HOKKAIDO FRESH SERVE

▲五穀七福に並ぶよつ葉乳業のカフェオレ・ほうじ茶ラテ

▲Cold Storageでは北海道産チーズも販売

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シンガポールにおける人手不足の状況とその対応策について

■はじめに

経済発展の著しいシンガポールですが、日本と同様に少子高齢化が進んでおり、人手不足が課題となっています。今回はシンガポールの人材確保施策として、外国人労働者の受入に焦点を当てご紹介します。

■シンガポールにおける外国人労働者の現状について

シンガポールにおいて外国人が就労するためには就労ビザを取得しなければならなく、管理職や専門職を対象としたエンプロイメント・パス(EP)、中級レベルの技術者を対象としたSパス、建設業や製造業、家事補助等の業種を対象としたワーク・パーミット(労働許可証)等があります。また、各種ビザには給与要件や人数制限、国籍制限等の条件が設けられています。

シンガポール政府発行「Population in Brief 2024」によると、シンガポールの総人口は2024年6月時点で604万人となっており、前年6月から2.0%増加していますが、要因としてコロナ禍でのプロジェクトの遅れを取り戻すため、建設業等で働く外国人労働者が増加したことが挙げられます。

実際にシンガポール国内で生活していると、工事現場で働くバングラデシュ人や、住み込みで家事・介護等を行うフィリピン人のメイドを見かける機会が多いです。

■近年の外国人労働者受入政策

最近では医療や警察など、公共性の高い分野における外国人材参入の動きが見られます。例えば救急医療の現場では、高齢化により増加した需要に対し人材不足が深刻化しています。このため、シンガポールの消防機関にあたるSingapore Civil Defense Force(SCDF)では、2025年3月から救急隊員及び救急救命士としてASEAN諸国からの採用を開始することとしました。

また、正規の警察官の補助を行う補助警察官Auxiliary Police Officers (APOs)は、従来シンガポール人、マレーシア人及び台湾人で構成されていましたが、シンガポール政府が2024年1月から対象国を拡大し、スリランカ、ミャンマー、フィリピン、インド、中国から隊員の採用を行っています。

■おわりに

人材不足や少子高齢化等、日本とも共通した課題を抱えているシンガポールですが、賃金の高さや東南アジアの中心部に位置していることを活かし、周辺諸国から柔軟に労働力を呼び込もうとしています。引き続き、北海道の課題解決のヒントとなるような取り組みを皆様へご紹介できるよう、現地情報の収集・発信に努めてまいります。

▲ 工事現場の様子(筆者撮影)

▲ 緊急出動に備えて待機する救急車(事務所スタッフ撮影)

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ピッチコンテスト「Youth Innovation EXPOアジア大会」がシンガポールで開催

■はじめに

2025年4月から当事務所に着任いたしました。北海道のPRをすべく精進して参りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

今月の現地レポートでは、シンガポールの南洋理工大学で開催された「Youth Innovation Expo」アジア大会の様子をお伝えします。「Youth Innovation Expo」は大阪・関西万博の公式会場を舞台に、国内外の学生が一堂に会し起業や技術革新に関するアイデアを発表・共有する世界最大規模のピッチイベントで、予選大会となる地域大会は日本国内に加え欧州、アジアでも開催されます。アジア大会開催国となったシンガポールでは、オンライン参加含め多くの学生による素晴らしいプレゼンテーションが披露されました。

■ピッチコンテストの様子

アジア大会には150以上のチームが申し込み、事前審査を経て選ばれた10チームが出場しました。シンガポールだけでなくASEANやインドなど多くの国から、明日の起業を夢見る学生チームが参加しました。

参加チームからは、AIを活用した気象データ解析や病気の早期発見システム、心理状態を解析できるカウンセリングアプリ等の多様な分野での意欲的なプレゼンがありましたが、3名の審査員による選考により、高齢者向けのデジタル詐欺防止への取組みを発表したシンガポール国立大学の学生チーム「Digi-Up!」が優勝し、本年7月に大阪・関西万博の公式会場を舞台に開催される本大会への出場権を獲得しました。

また、大会審査員を務めた当事務所の岡部所長から参加者に対して、北海道は観光地として有名なだけではなく、再生可能エネルギーやデジタル産業で大きなポテンシャルを持っており、海外からの投資やスタートアップを歓迎しているので、将来的なビジネスの場として北海道を是非検討いただきたいと呼びかけました。大会には将来起業を検討している理系学生も参加しており、北海道の投資優位性や起業の可能性について話したところ、興味を示していました。

■おわりに

今回のピッチコンテストを通じて、アジアで起業を目指す多くの学生に対して北海道におけるビジネスの可能性をPRすることができました。北海道はシンガポールはじめASEAN地域で人気の旅行先ですが、投資優位性や起業の可能性など幅広い魅力を発信することで、多様な経済交流の足がかりを築くべく、今後も各所でプロモーションに努めてまいります。

▲ 授賞式の様子

▲ 起業を目指すアジアの若者に北海道の魅力を発信しました

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