■アジア初!シンガポール発着のディズニークルーズが就航
2026年3月から、世界的に人気のディズニークルーズ「ディズニーアドベンチャー号」がアジア発の母港としてシンガポールに就航しています。通常3泊~4泊のオールインクルーシブ(宿泊・食事全て込)で、繁忙期には300万円を超える豪華客室もあるなど、クルーズ船が丸ごとディズニーの世界観で埋め尽くされた「夢の船」として、現地メディアやSNSでは、関連の報道や既に乗船したシンガポール人の投稿であふれており、当地における注目度の高さが伺えます。

(左から1枚目)シンガポール最大の新聞社THE STRAITS TIMESでもディズニークルーズ就航について報道。
(左から2枚目)乗船した人による動画投稿も多数。
写真・動画引用:THE STRAITS TIMES.「‘Very, very excited’: Passengers set off on Disney Adventure cruise’s first voyage from S’pore」(https://www.straitstimes.com/life/travel/very-very-excited-passengers-board-disney-adventure-cruise-for-first-public-sailing-from-spore)
■南洋理工大学で観光プロモーションを実施
2026年3月31日に、南洋理工大学の日本愛好会が主催する「Study Work Travelセミナー」に参加し、北海道の観光プロモーションを行いました。
同大学内の会場に集まった学生約40名に対し、当事務所から道内各地の観光スポットについてプレゼンテーションを実施。説明後は、北海道観光のベストシーズンなど、北海道旅行に関する様々な質問が上がりました。

▲ プレゼンテーションの様子
■中東情勢の影響
世界的な食材・燃料・配送費の上昇に伴い、庶民の食事場所であるホーカー(屋台)では、1品あたり1ドル程度(約125円)値上げされていたり、移動時の足となるGrabタクシーの1回当たりの乗車賃が40セント(約50円)上昇したりと、市民生活においても確実に影響を受けています。
また、政府からも職場や家庭のエアコンの設定温度を25度以上にするほか、空調や照明、エレベーターの稼働時間を管理し、使用していない機器はプラグを抜くなどの節電対策を促されています。
■はじめに
シンガポールは立派なコンサートホールや劇場が複数あり、世界の人気アーティストが公演を行うなど、東南アジアにおける文化の中心地となっています。また、若者を中心に日本コンテンツに対する人気も高く、日本人アーティストや俳優が来星し、コンサート・舞台が公演されることもしばしばあります。
今回の現地レポートでは、より身近な日本コンテンツとして、当地で人気の日本映画やキャラクター等についてご紹介します。
■シンガポールで人気の日本映画・ドラマ
シンガポールの映画館は、チケット購入方法や上映室の内部など、日本の映画館システムとほぼ同じですが、ハリウッド映画はもちろん、中国映画やボリウッド映画等、世界各国の映画が常時上映される点は、多民族国家であるシンガポールならではと言えるでしょう。
日本のアニメーション映画の人気も高く、2025年は「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」、「チェンソーマン」等の作品が上映されました。
特に「鬼滅の刃」人気は非常に高く、映画公開に合わせて出演声優が来星したほか、映画資料等の展示イベントが開催されるなど、多くのファンを喜ばせました。アニメ以外にも、シンガポール人のファンも多い「孤独のグルメ」の劇場版が上映されたこともあります。
■Netflix等VODサービスの普及
シンガポールでもVODサービスの利用が普及しており、多くのシンガポール人が気軽に世界各国の映画・ドラマを楽しんでいます。国内利用者の多いNetflixのランキングでは、韓国ドラマや中国ドラマが多く並ぶ中で、実写版「ONE PIECE」が2026年3月13日時点で1位にランクインしており、アニメ・漫画とあわせて人気です。
一方で、昨年は国内大手映画館チェーンが全館営業停止するなど、国内の映画館業界低迷が続いていますが、このようなVODサービスの普及が一因とも言われています。
■日本キャラクターの人気
シンガポールでは日本のkawaii(かわいい)文化も浸透しています。国内で日本キャラクターのポップアップストアが開設されることもあり、また、街中では老若男女問わず「ポケモン」や「ハローキティ」等のマスコットを鞄に付けて歩いている人を見かけます。
元々、シンガポールには「プラナカン」という、パステルカラーを用いた可愛らしい色使いが特徴の文化があり、そのような背景も日本のkawaii文化が受け入れられやすい理由の一つかもしれません。
■おわりに
近年ではSNSやVODサービスの普及により海外コンテンツへのアクセスが簡単となり、日本コンテンツをきっかけに日本や北海道へ興味を持ち始める方が多くいます。当事務所は、今後も当地の流行について広くアンテナを張り、より効果的な北海道プロモーション方法について探ってまいります。
▼ 当地ショッピングモールでポケモンの巨大バルーンが展示。多くの人が記念撮影を行っていました。

■はじめに
シンガポールには世界トップクラスの大学が複数あり、世界中から優秀な学生が集まっています。勉学以外にもサークルによる課外活動も活発で、当事務所も国内大学と連携した取組を行っています。今回はその一例として、2026年2月3日、4日に南洋理工大学(NTU)で開催された「Japanese Cultural Festival」での観光PRブース出展についてご紹介します。
■南洋理工大学(NTU)
南洋理工大学は、英国大学評価機関クアクアレリ・シモンズ社の「世界大学ランキング2026」で第12位の国内名門大学です。約33,000人もの学生が通うアジアトップの工科大学ですが、日本語クラスが設けられており、また、日本文化を愛する学生達により「日本愛好会(Japanese Appreciation Club)」も運営されています。
■Japanese Cultural Festival
日本愛好会では、毎年2月に構内施設において「Japanese Cultural Festival」を開催しており、学生や大学関係者に向けて縁日や茶道、手芸等の日本文化体験の場を提供しています。今年は2月3日、4日の2日間で開催され、当事務所は本イベントにおいてブース出展し、来場者へ北海道の観光PRを行いました。
イベント会場が学生向けのフードコートやショップが建ち並ぶ複合施設だったということもあり、休憩中の学生や移動中の学生など、多くの来場者に訪問いただきました。来場者からは、「夏の北海道旅行を計画したい。気温はシンガポールよりも低いか。」、「日本の歴史が好きなので、函館で歴史的スポットを巡りたい。」などのコメントをいただきました。インド系学生からは「昨年北海道を1週間ほど旅行した。自分はベジタリアンで外食の選択肢が限られるため、滞在中はキッチン付きの宿泊施設で自炊した。」と、興味深い話も聞くこともできました。
シンガポールでは北海道の知名度が高く、北海道旅行の経験または北海道に関する知識(冷涼、雪、グルメ等)をお持ちの方も多いですが、若年層への知名度浸透はまだまだこれからであり、今回のイベントを通して北海道PRの効果を感じました。
■おわりに
今後も、大学イベントにおける北海道PRはもちろん、国内大学との関係構築に努めることで、世界と北海道との接点を創出できるよう、連携の機会を探ってまいります。
▼Japanese Cultural Festivalの様子



■はじめに
シンガポールは近年、起業拠点として世界から注目を集めており、ベンチャーキャピタルからの資金調達額が2024年の時点で世界第5位(東京:第7位)と、ASEANでは最大の起業拠点となっています。今回のレポートでは、シンガポール政府によるスタートアップ企業への支援策や、当地の特徴的なスタートアップ企業について、ご紹介いたします。
■シンガポール政府によるスタートアップ企業支援
シンガポール政府は、国内にある世界トップクラスの公立大学と連携し、学生を海外へ派遣するなど、起業人材の育成を図っています。
また、外国人起業家の就労パス取得要件を緩和するなど、国内に限定することなく世界中からの起業家誘致にも積極的に取り組んでいます。
その他にも、スタートアップ企業向けに安価なオフィス設備が整備されていることや、政府とベンチャーキャピタルによる共同投資スキームが導入されていることなど、スタートアップ企業に対する多種多様な支援策が講じられています。
■シンガポール発スタートアップ企業
シンガポールに拠点を置くスタートアップ企業の数は2024年7月時点で5,221社。人工知能(AI)等様々な分野で横断する技術もありますが、分野別に見るとフィンテック分野のスタートアップが最大(約620社)と言われています。
また、国内では2024年12月時点で16社のユニコーン(設立10年以内、資産価値10億米ドル以上の企業)が誕生している中で、かつては、タクシー配車アプリとして有名な「Grab(グラブ)」等、消費者向けのサービスを提供するユニコーンが中心でしたが、近年はフィンテックやAI技術関係のスタートアップが増えてきています。
フィンテック分野に関しては、政府主催の国際会議・展示会「シンガポール・フィンテック・フェスティバル」を開催するなど、注目度の高さが伺えます。なお、昨年開催の同展示会では一般社団法人FINTECH協会が日本パビリオンを運営し、札幌市もブース出展して「GX 金融・資産運用特区」のPRを行い、当事務所も一丸となって北海道・札幌の魅力発信を行いました。
■おわりに
日本での事業機会を求めて、シンガポール発のスタートアップの日本進出が増加傾向にある中で、シンガポールを拠点に海外展開を積極的に図っている日系スタートアップもあります。北海道でもグローバルを目指すスタートアップを生み育てるエコシステムの実現に向け、産学官が連携した取組が展開されています。道内での起業人材の育成や地域課題解決の糸口に繋がるよう、引き続き当地での情報収集に努めてまいります。
参考:ジェトロ・シンガポール事務所.「2024年度スタートアップとの共創拠点としてのシンガポール(2025年3月)」. 日本貿易振興機構.https://www.jetro.go.jp/world/reports/2025/02/52d75300ac5dde1d.html
▼昨年11月開催のシンガポール・フィンテック・フェスティバル2025の様子。札幌市ブースには多くの来場客が訪れました。


■はじめに
シンガポールで毎年開催されているフードフェアAsia Pacific Food Expo(APFE)において、北海道ブースが前年に引き続き出展しました。また、本イベントの初日には別会場において北海道産食品商談会を開催する等、本道の食産業振興につながるイベントとなりました。今回のレポートでは、APFE及び北海道食品商談会の様子についてご紹介いたします。
■Asia Pacific Food Expoの様子
○Asia Pacific Food EXPO 2025について
・主催:シンガポール食品製造者協会(SFMA)
・期間:2025年12月5日(金)~12月8日(月) 11:00 ~ 21:00
・会場:Singapore EXPO Hall 4(1 Expo Door, Singapore 486150)
・概要:東南アジア最大級のBtoCフードフェアで例年約200団体が出展、来場者約30万人を記録。
北海道からは「北海道どさんこプラザ」を中心に、道内18社の商品を販売しました。商品はスイーツやチーズ、珍味、インスタントラーメン、冷凍ホタテ等、幅広い種類の道産食品を出品しました。また、ブースにおける実演販売や試食提供等により、たくさんの来場者にブースへお立ち寄りいただけました。ブース出展した道内事業者からは、「国内の催事と違って、はっきりと感想を伝えてくれるからニーズが分かりやすく、いい勉強になった。」、「シンガポーリアンは「甘いもの」と「辛いもの」が好きと聞いていたが、強い塩味を伴うと好まれないということがわかった。」などの声もあり、道産食品の魅力をシンガポールの方に知っていただく貴重な機会となりました。

▲ 北海道ブースの様子
■北海道産食品商談会の様子
イベント初日にAPFE会場のあるイベント施設内の別会場にて、北海道産食品商談会を開催しました。道内企業等15社・団体が参加し、当地の関係事業者等に対し商品のPRを行いました。商談会に参加した道内事業者からは、「現地ディストリビューターから需要傾向をヒアリングできたのは良かった。」、「通常では出会えない大手商社の現地法人や現地百貨店の方と名刺交換ができ、これからの関係作りにつながると感じた。」との声がありました。

▲ 商談会会場の様子
■おわりに
本イベントへの出展は、シンガポールと北海道の関係強化につながるものであり、今後の道産食品輸出拡大に向けた取り組みの1つです。本道の食産業振興に寄与すべく、引き続き、道産食品のプロモーションに努めて参ります。
